生活習慣やスポーツが原因となるヒザの痛みについて
生活様式がずいぶんと西洋化してきて、椅子での生活が多くなったと思うのですが、やはり膝の痛みを訴える患者さんは多数おられます。膝の痛みには様々な原因があり、症状や程度もまちまちです。激しい運動やスポーツを制限されるものから、日常生活にも影響を及ぼすものまで様々です。
階段の上り下りや、ちょっと膝を曲げる動作にも影響が出るようになると、普段の暮らしにも影を落とすことになります。スポーツが原因になっている場合や、普段の生活習慣、仕事の内容、加齢、交通事故など、外傷も原因として挙げられます。
たとえば、マラソンのような長距離走や、バレーボールのようにジャンプを伴うスポーツでは、関節に負担がかかりやすくなりますし、関節に柔らかい女性に多くみられる反張膝もスポーツで起こる場合があります。
普段の生活習慣で骨格がゆがんでしまい、特定の関節に負担が偏ってしまうこともあります。体が左右対称になっていない、姿勢が悪いといったことも挙げられまし、加齢によって、上記の骨のゆがみが蓄積されてしまうこともあります。
ヒザの痛みの施療は筋力の増強を念頭にトレーニングを活用
軟骨が磨り減ることで、痛みを感じることも多くなり、変形性膝関節症になることも、加齢とともに多くなります。はじめは激しい運動の時や急な階段の上り下りの際にしか問題がなくても、悪化すると歩くだけでも痛みを感じるようになってしまいます。
大野接骨院では膝の痛みに対して、まず筋力の増強という事を念頭に行います。変形性膝関節症にしろ、スポーツ障害にしろ、痛みを伴う膝は、大腿四頭筋の筋力が弱くなっている場合が非常に多いのであります。
また統計学的に、膝の筋力が増強するだけで8割が疼痛が軽減するという結果も踏まえ、アイソメトリックトレーニング(関節を動かさず筋肉を短縮・伸張させ筋力向上を図るトレーニング)を活用しています。膝の痛みは様々であり、その患者さんによっては、関節の可動範囲を取り戻すリハビリを行う事もあり、また、動揺関節がある場合は固定を施す事もあり、早期回復に努めております。