おおの接骨院で患者さんの痛みを取りのぞくトムソンベッド,干渉吸引低周波治療器,SSP療法,赤外線治療機器,マイクロウエーブ(極超短波)施療機器,遠赤外線施療機器,ホットマグナーなどの施療設備をまとめました。
トムソンベッド(Thomson table)
トムソンベッド(Thomson table)は頚部・胸部・腰部・骨盤部にあるクッション部が分かれており、それぞれのクッションが個別に上下に動かすことができます。このクッション部が下に下がるわずかな衝撃(ニュートンの慣性の法則)を利用した接骨院施術専用トムソンベッドで、身体にほとんど負担をかけずに、施療をすることが可能です。
トムソンベッドは起立状態から自動的に寝た状態に角度が変わりますので、通常の治療ベッドに乗ることが困難な状態の方でも安心して治療を受けることができます。音を聞いていると骨や関節に負担がかかりそうですが、実際に施術を受けると痛みを感じません。
干渉吸引低周波治療器
とは従采の低周波治療器に比べ高い周波数の2組の電流を同時に交差するように通電し、その結果生じる干渉低周波電流により生体を刺激し施療を行うものです。吸引導子による、吸引マッサージ作用との相乗効果に加え、温熱療法と干渉療法が同時に行えます。
SSP療法(Silver Spike Point)
SSP療法(Silver Spike Point)は、「刺さない鍼施療」の発想から開発された低周波刺激施療機器です。ツボ表面電気刺激療法です。SSPと呼ばれる小さな金属電極で低周波通電する治療法のことです。施療効果が高いうえ副作用がないため、低周波刺激療法の代名詞とまで言われるほど普及しています。
赤外線治療機器
赤外線は、太陽光線に含まれる熱放射線の一種で、その中でも50~60%の割合を占め、生体に吸収されて組織の温度を上昇させる性質が最も強いと言われています。また、赤外線はさらにその波長によって近赤外線(波長:0.75~1.5μm)、中赤外線(波長:1.5~3μm)、遠赤外線(波長:3~6μm)の3つに分類されます。
赤外線療法は、1875年にDr.Kellogg(ケロッグ博士)によって初めて治療に使用され、物理的要素でいう輻射熱に分類される温熱療法の一種です。治療効果は、皮膚表面の温熱作用がほとんどで、その深達度はせいぜい10mmとされています。従って皮下組織、血管、神経、リンパ管に与える温熱効果は大きくはありません。
生理作用の効果は、赤外線を照射すると血管を拡張し、皮膚に充血を起こさせ新陳代謝の活性化、鎮痛作用があります。赤外線治療器の発生原理は、タングステンフィラメントを加熱すると発生する可視光と赤外線のうち、赤色フィルターで可視光のみを取り除く方法と、セラミックスを熱して遠赤外線を出すものがあります。
マイクロウエーブ(極超短波)施療機器
極超短波療法(マイクロ波)は、第二次世界大戦後に温熱療法の一つとして普及した比較的新しい治療法で、 1925年にStiebockにより治療器として応用する考えが発表されました。
1947年12月に米国で理学療法に関する国際会議が開かれ、その席上で極超短波治療器が正式に許可され、治療器としては波長12.5cm、すなわち周波数2450MHzのマイクロ波を使用することが決定されました。
治療機器の原理は、マグネトロンと呼ばれる特殊な2極管により極超短波を発生させるというものです。生体の深部組織から温め、特に水分をよく含む筋膜付近を温めるという生理作用があります。
しかし金属をよく加熱することから体内にペースメーカ、金属類が入っている患者さんに対しての使用は、禁忌事項になっています。
遠赤外線施療機器
遠赤外線領域の波長で、温感は低く感じても皮膚表面でのエネルギー吸収が大きく、心地よい温かさと遠赤外線特有のおだやかな温熱効果が得られます。
ホットマグナー(磁気加振式治療器)
ホットマグナーとは、磁気+振動+温熱治療で細胞を蘇らせる接骨院治療器。マグナーパックより温熱磁気、振動が同時に発生、発振して血行を増大して新陳代謝を促進させます。交番磁力線特有のマイクロバイブレーション(微振動)が患部を快く刺激。あわせて体の芯までじっくり温める温熱との相乗作用で、健康の源をやさしく解きほぐします。