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スポーツ障害を施療します野球・サッカー・スキー・スノーボード・ラグビー・アメリカンフットボール・柔道・剣道・水泳・モータースポーツが原因となります。近年のスポーツの多様化に伴い、スポーツ障害も多岐にわたるようになりました。例えばウインタースポーツの代表スキー。一昔前までは、膝、足首の外傷。下肢の障害が圧倒的に多かったのですが、近年スノーボードの流行に伴い、頸部や肩の外傷が多くなりました。雪上で停止するのが難しいようで、勢いよく頭から雪面に飛び込んで行くようです。スポーツの流行と外傷の流行はリンクしているようです。
大野接骨院での患者さんは、かなりのウエイトを占めるのが、このスポーツ障害の選手たちであります。運動選手のメインはやはり学生になるのですが、年齢、学年によって競技の種目に変化がみられます。小学生は野球、サッカー選手が主で、中学生になるとそれプラス陸上選手。高校生になるとプラス、ラグビー、水泳、柔道etc…。競技能力が上がり練習量が増えるとスポーツ外傷も増加する傾向が見られます。
私は幸運にも、ラジオでスポーツ障害・医学の話をする機会に恵まれ、1年間レギュラーを務めました。視覚に訴える事なく、話をするだけで伝える事の難しさを痛感したのですが、非常に良い経験だったと思っております。メディアからの要望やリスナーからの声を基に、実際の治療現場の経験を話したのでありますが、内容に反響があった時は嬉しくなったものです。
実際のところ、スポーツ障害は指導者や練習内容、本人の知識不足と休みたくないという頑張り、などが密接に関係しているのですが、メディアの影響も多分に影響しております。例えば、プロ野球選手の投球フォームなど日常コマーシャルにも流れ、スポーツ番組を見れば選手の投球フォームの解説を行い、特集番組などではトレーニング法を教えたりと情報には事欠くことがありません。
一流の選手に憧れその選手を目指して努力する事は非常に喜ばしい事だと思うのですが、筋力もない身体も発達途上の選手が、プロ野球選手の投球フォームを真似したり、トレーニングを真似したりというのには問題があると思います。
指導者が、某野球選手の投げ方を小学生に教え、その選手は野球肘になり来院した。というような事は幾度も遭遇したのでありまして、情報が自由に手に入るのも善し悪しだなー。痛感したのであります。
スポーツ選手の早期回復と早期復帰に努めています指導者の言う事を聞かないと試合に出られない。体が痛いけれど練習は休めない。休んだらレギュラーから外される・・・。スポーツ障害の大部分は、overuse(使い過ぎ)によるものが主たる原因であり、間違ったトレーニング、間違ったフォームは指導者の責任でもあると考えています。
足上げ腹筋をさせられた選手が脊椎分離症になった。投げすぎた投手が肘を痛めて肘が伸びなくなった。その競技に対して情熱が湧かなくなった。全国大会に出場した後、燃え尽き症候群で競技をリタイヤした選手。甲子園に出場したけれど障害を理由にリタイヤした選手と、どれだけの選手が競技を諦めたか。どれほどの選手が競技の転向を余儀なくされたか。そういった事例を目の当たりにする度に、施術する立場として実につらいものがあります。
大野接骨院では施療設備もリハビリ設備も整っているとは言えませんが、来院した選手が痛めた原因と症状は明確にしています。選手が行っている競技、練習内容などから把握につとめ、体の形態的変化、関節の可動角度に関節の緩み、筋肉の損傷程度や筋肉の伸び、その他を総合して選手の早期復帰に努めています。


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